2月5日(月)


「地中海食のとっておきの話」

環境アレルギーアドバイザー 川崎あゆみ


ヨーロッパ人は、心疾患の患者さんが少ないのはどうしてか知ってますか?

それは「地中海食」を食べているからです。

「地中海食」とは、イタリア、スペイン、ギリシャなど地中海沿岸諸国で食べられている魚、野菜、果物、全粒穀物、豆、ナッツ類をオリーブ油で調理する伝統的な料理を言います。赤ワインを食事と一緒に飲む習慣もありますね。
食文化の違いで、日本と比べてヨーロッパの方々は、心疾患の患者さんが少ないようです。それでは「地中海食」を紹介します。

オリーブオイルには、ポリフェノールなど病気の原因である活性酸素を除去する様々な成分が含まれています。近年、日本も速水もこみちさんが料理番組で、オリーブオイルを使った料理の紹介もあり、健康ブームで消費量が大幅に増加しています。
オリーブオイルには、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が豊富に含まれ、コレステロール値を下げる効果があります。
クルミやアーモンドなどのナッツ類にも、オレイン酸が多く含まれ活性酸素を和らげる上に、血管内皮の状態を整える効果があります。

イタリア料理に欠かせないトマトには、抗酸化作用のあるカロテンやリコピンが多く含まれています。
日本では、生で食べることが多いですが、ヨーロッパでは、火を通してソースにして食べる事が多く、健康長寿食として知られています。
トマトのリコピンには、加熱に強く油に溶けやすい性質があって、オリーブオイルと同時に摂取すると相乗的に効果を発揮しコレステロール値が下がりやすくなり、リコピンの体への吸収も高まると考えられています。動脈硬化が引き起こす心筋梗塞などの心血管疾患の予防効果を得られます。
トマトは、野菜の中では糖度が高く、ビタミンA.ビタミンCを豊富に含まれています。トマトの赤い色素であるリコピン(カロテノイド)に抗酸化作用があり、老化や生活習慣病となる活性酸素を取り除いてくれます。

肉料理によく使われているローズマリーは、「若返りのハーブ」と呼ばれ、血管を強くし、血行をうながし消化機能を高め、細胞の老化を防止する抗酸化作用があります。
このように地中海食は、血管の炎症、老化を防止する効果があります。
皆さんも生活習慣病にならないように、毎日の食生活を見直して、健康寿命を延ばすように心掛けみて下さい。